
聖徳太子が建てた熊凝精舎が前身で、舒明天皇11年(639)最初の官寺として、百済大寺(吉備池廃寺跡)が建立された。
その後高市に移り、大官大寺と名を変えた。都が平城京になると霊亀2年(716)に現在地に移り、その後「大安寺」と寺号も変わっていった。
(▲大官大寺跡金堂付近)
平城京では、左京六条四坊から七条四坊にまたがる広大な寺域を占め、南都七大寺のひとつに数えられる大寺であった。
しかし、延喜11年(911)には講堂・僧坊、天歴3年(949)には西塔、寛仁元(1017)には本尊を除く伽藍が殆ど焼失した。
その後も、再建・焼失・地震による倒壊などを繰り返した。現在の堂宇は明治時代以降に建造されたもである。
重用文化財として、奈良時代作の6件9躯の木彫仏が指定されている。
木造十一面観音立像
木造馬頭観音立像
木造不空羂索観音立像
木造楊柳観音立像
木造聖観音立像
木造四天王立像(持国天・増長天・広目天・多聞天)
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十一面観音立像特別公開
一木造 像高190.5cm
本像は頭部や左手などに後補の部分があるが、体部および台座はよく保存されている。
十一面観音立像特別公開日
10月1日~11月30日
馬頭観音立像特別公開
一木造 像高173.5cm
文化財の指定では千手観音となっているが、寺伝では馬頭観音として伝わり、嘶堂に安置される秘仏。
馬頭観音立像特別公開日
3月1日~31日
拝観
大人 | 大学 | 高校 | 中学 | 小学 | |
個人 | 400円 | 400円 | 300円 | 200円 | 100円 |
団体 | 360円 | 360円 | 250円 | 150円 | 50円 |
【特別拝観・特別展】
大人 | 大学 | 高校 | 中学 | 小学 | |
個人 | 500円 | 500円 | 400円 | 300円 | 200円 |
団体 | 450円 | 450円 | 350円 | 250円 | 150円 |
■ 拝観時間
午前9時~午後5時(受付は午後4時まで)
※年中無休(但し12月31日は迎春準備のため休み)
■ 御祈祷・御回向受付時間
午前9時~午後3時30分
※年中無休(但し12月31日は迎春準備のため休み)
アクセス
住所
〒630-8133 奈良市大安寺2-18-1
JR奈良駅、近鉄奈良駅 大安寺・白土町・シャープ前行バス10分「大安寺」下車徒歩10分
問合せ
TEL:0742-61-6312/FAX:0742-61-0473
駐車場
普通車20台