「大仏蛍(ホタル)」奈良市内で一番近い蛍鑑賞スポット

奈良市内でも、蛍が見られる場所が何カ所かあります。室町時代に登場し、江戸時代の絵図に数多く登場する「南都八景(なんと はっけい)」の中にも「佐保川蛍」として登場する。

ちなみに南都八景は、東大寺鐘・春日野鹿・南円堂藤・猿沢池月・佐保川蛍・雲居坂雨・轟橋旅人・三笠山雪です。
このころは、市内各所で蛍は飛び交っていたのだろう。

飛ぶほたるかげをうつしてさほ川の浅瀬に深き心をぞしる 転法輪三条前内大臣公忠(大和名勝図絵巻之ニ 本文より)

sahogawa
「風雅」いにしえの野守のかがみ跡たえてとぶひはよはの蛍なりけり 寂蓮法師
(▲ 大和名勝図絵 巻之一)
このように、奈良と蛍の関係は歴史的にも深いものがある。

奈良市が平成27年5月8日~8月17日の間、ホタルの飛翔情報を募集した結果、8件の情報があった。
1、長谷川  月ヶ瀬石打昭和橋付近
2、能登川・イサ川源流  飛鳥中学校グランド南側
3、安郷川・白砂川 安郷川・白砂川の合流する橋(寺坂橋)
4、奈良から平城山に向かう24号線脇の竹藪から田んぼ付近
5、藤原川 藤原台 自衛隊藤原宿舎D棟の入り口左の川
6、安郷川 須川ダムの北側。安郷川沿いの道路奈良笠置線と県道下狭川阪原線の合流地点
その他2件

たぶん、山の方に行けばもっと見つけられるはずであろう。

広告

大仏蛍(ホタル)

市街地に近く、観光客にも行きやすい場所として「大仏蛍」を紹介する。

「大仏蛍」と言っても、普通のゲンジボタルで、大仏のように巨大な蛍ではない。

昔は、見つけると幸福になるという都市伝説もあったようだが、最近は観光化して場所がわかってしまったので、時期が合えば普通に見ることができる。

近鉄奈良駅から近く簡単に行けるので、二月堂の夕陽とセットにすれば、注目の観光スポットである。

DSC05347-1

歴史

日本全国同じだが、昔はどこの川にも蛍はいたようだ。減少した原因としては、農薬の多用・家庭排水の流入・宅地造成・光害などさまざまな要因がある。

東大寺の「大仏蛍」も昭和40年頃には、水質汚濁などの原因で絶滅しそうになった。
そこで当時の東大寺執事長が、危機感を感じホタル復活活動を始めた。

平成3年には「大仏蛍を守る会」が発足し、川の周辺に住む近隣の人々の協力や、ホタルの幼虫を飼育放流したり、餌であるカワニナを放流したりして環境を整えてきた。その甲斐あって、近年は都市伝説がなくなるほで蛍が増えてきた。

実際は、奈良特有の悩みがあり幼虫放流なしに自然に増えるのは難しいようだ。
それは、ホタルは夜活動するので、昼間や夜休むために隠れる深い草が必要なのだが、奈良公園に行けばわかるように鹿が草を全て食べてしまうので、深い草むらができない。

DSC01140-1
(▲ 大仏蛍の生息地(大湯屋付近)-草が極端に少ない)

DSC01141-1

(▲ 大仏蛍生息地-大仏蛍を守る会によりロープが張られている)

DSC01142-1

6月中旬の奈良県の日の入りは19時10分前後なので、二月堂から沈む太陽を見てから「大仏蛍」を鑑賞すると時間がちょうどいいのでお勧めです。

アクセス

二月堂の夕陽記事はこちら>>東大寺転害門~二月堂(ベタな奈良・東大寺編2)

広告

九州を応援しよう!!

【九州ふっこう割】
熊本県で起こった大地震の影響で、九州全体の観光が大幅に落ち込んでしまいました。 九州を応援するため、熊本・大分県が最大7割引、福岡県・佐賀県・長崎県・宮崎県・鹿児島県が最大5割引の宿泊券・旅行券が2016年7月より発行されています。

【旅行予約サイト情報】
楽天トラベル
じゃらんnet
るるぶトラベル
近畿日本ツーリスト
日本旅行
阪急交通社
Yahoo!トラベル
H.I.S.
JAL

発売日は各社により異なります。
即日売り切れが多いのでこまめにチェックするのがコツです。

 イベント情報

広告

ページ上部へ戻る