法隆寺五重塔内部の国宝はすごい!!塑造塔本四面具

国宝である法隆寺五重塔は、塔本体だけでなく内部に80件の国宝が安置されている。

これほど大量の国宝がることはあまり知られていないので詳しく調べてみた。

五重塔初層の内側は、心柱を中心にして4本の柱(四天柱)を囲んで塑像(そぞう)の岩窟を築いて、釈迦の生涯の重要な場面を表現している。

塑像というのは、粘土の彫刻のことである。

東面が菩薩と維摩居士の問答(維摩詰像土)、西面が釈迦仏舎利(分舎利仏土)、南面が弥勒浄土(弥勒仏像土)、北面が釈迦涅槃(涅槃像土)の様子の群像が置かれている。

塑像配置
(塔本塑像配置見取り図  出典:奈良六大寺大観)

天平19年(747)の「法隆寺伽藍縁起ならびに流記資材帳」によると、和銅4年(711)に造られたことが書かれている。

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東面 維摩詰像土

維摩詰居士と文殊菩薩の法論を説く場面

維摩詰居士(ゆいまきつこじ)は、インドの裕福な在家弟子である。
釈迦は維摩詰居士の病気見舞いに、弟子を行かせようとするが、どの弟子もかつて問答で高度な教理を展開され、やり込められた経験があるので断る。結局、知恵の文殊菩薩が行くことになり、維摩詰居士と問答をする。

塑像東

最上段中央に、維摩詰居士と文殊菩薩が相対し、両像の外側に菩薩形の結跏像を待坐させ、中段および下段に12体の像を並べている。

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(維摩詰居士)

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(文殊菩薩)

北面 涅槃像土

涅槃の地である拘尸那掲羅(くしながら)城外、阿夷羅跋提(あいらばつたい)河畔、沙羅園中の間における釈迦の涅槃(ねはん)をあらわしている。

塑像北

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(釈迦涅槃像)

釈迦のやや足元寄りに正座し右手の脈をとる姿勢を取っているのが、耆婆(ぎば)大臣像である。
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向かって右後方の6号像に阿修羅像がある。興福寺の阿修羅像に似ているが丸顔で正座している。

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阿修羅17
(興福寺阿修羅像)

最前列には、十大弟子と思われる男性像が号泣している。

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西面 分舎利仏土

北面の涅槃に続く仏身の荼毘(だび)と仏舎利(ぶっしゃり)の情景をあらわしている。
塑像西

最上段中央に金棺を置きその下部に、舎利塔が安置されている。

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南面 弥勒仏像土

釈迦の涅槃後、56億7千万年後に下生した弥勒如来がの浄土をあらわしている。
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どうでしょうか?
国宝は、塑造塔本四面具(そぞうとうほんしめんぐ)という名称で、塑像78体と2基(金棺・舎利塔)の80件となっている。

興福寺の八部衆立像や、薬師寺東塔・西塔内の釈迦八相の原点である可能性も高い。

(参考文献:奈良六大寺大観 法隆寺3)

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