
冷涼で寒暖差の大きい気候を好む蕎麦の産地といえば、北海道や長野を思い浮かびますが、奈良県にも蕎麦を作っている地域があります。
9月下旬になれば、あたり一面真っ白な蕎麦の花が咲くこの地域は、奈良県桜井市の東側の高原地域「桜井市笠地区」です。
近くに日本三大荒神で有名な「笠山荒神」があるところで標高400m~500mの高原です。
国営総合農地開発事業により開発された地域で、農地に平成4年から蕎麦栽培を行っています。平成6年以降は15haに増え、できた蕎麦を使ったそば処を笠山荒神前のプレハブ小屋で始め、平成15年9月から「荒神の里・笠そば」が完成しました。
蕎麦は、8月に種を蒔き、9月に花が咲きに、10月末に刈り入れ、11月15日には新蕎麦が食べられるそうです。
短期間に栽培でき、除草も不要、農薬肥料も少量ですむ良い作物ですね。
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荒神の里・笠そば
安くて、風味の良い・つるつるした食感の本格的な蕎麦が味わえます。
風味は、朝夕の寒暖の差がある地元産の蕎麦粉で、昔ながらの石臼を使っているから、
玄蕎麦の中の実割り殻を取って製粉するので、つるつるした滑らかな食感になるそうです。
土日に行くと、行列ができています。
営 業
直売所 9:00~16:00
食堂 10:00~16:00
定休日
水曜日(但し、祝祭日と28日を除く)12月30日・31日
住 所
〒633-0133 奈良県桜井市大字笠4408
奈良県桜井市大字笠4408