橿原市「國分寺」「正蓮寺大日堂」の重要文化財仏像2躯同時公開に参加しました(奈良県)

奈良県橿原市は市制60周年を記念し、市内にある重要文化財の仏像2躯が同時公開されました。普段は非公開で、橿原市内の重文彫刻としてはこの2体だけということなので、参加し仏像を拝観してきました。

公開されたのは、國分寺の木造十一面観音立像と、正蓮寺大日堂に安置されている小綱町所有の木造大日如来坐像の2体です。

正蓮寺大日堂の木造大日如来坐像は、年1回「大日さん」と申込みにより拝観可能ですが、國分寺の木造十一面観音立像は、今まで一般に公開されたことはなかった秘仏で、しかも1日だけの公開で、今後も継続的に公開されるかは不明です。

広告

重要文化財「正蓮寺大日堂」

橿原市にある正蓮寺大日堂は、明治初期の廃仏毀釈時に廃寺となった普賢寺の本堂ということです。普賢寺の創建は不明ですが、現在の本堂は文明10年(1478)上棟という記録があります。
建物の修理時の発掘調査で、焼土や遺跡が発見され、状況より鎌倉時代以前のものと推測されています。
dsc08257-1

廃寺となった普賢寺の仏体は、隣接の正蓮寺に合祀され、本堂大日堂は売却となり明治7年無住無檀廃寺願により、金13円50銭で地元住民が落札しました。
その後、大正8年正蓮寺より「明細帳記載漏」の故を以て脱漏編入願が提出され、知事の許可を得て大日堂も正蓮寺の管理となりました。

重要文化財「正蓮寺大日如来坐像」

木造大日如来坐像は、檜材寄木造・総漆箔、 像高148.3cmで、ふくよかな顔立ちで、京都を中心に活躍した院派系仏師の作と考えられています。
鎌倉時代の作とされ、大正8年4月12日国の重要文化財に指定されました。
dsc08215-1
大日如来座像の脇に持国天と多聞天が守っている。須弥壇のスペース上、四天王の内2体となった物と推測されます。
持国天173.0cm・多聞天171.1cmで、樟(くすのき)を用いて左右二材矧ぎとなっています。
dsc08220-1

dsc08221-1

國分寺「木造十一面観音立像」

宝暦11年(1761年)建立の本堂は平成15年(2003年)に焼失したが、重要文化財の仏像は収蔵庫に安置されていたため無事でした。
dsc08335-1
▲焼失後復興された本堂

木造十一面観音立像は欅(ケヤキ)材の一木像で、像表面は古色で彩色されていたかは不明です。長谷寺(桜井市)の本尊と同型をしていますが、根幹部以外の矧(はぎ)つけ(頭上の面・右手首・左手前腕・天衣など)が、後年の作であるため、当初から長谷寺式十一面観音であったかは疑問です。
平安中期作・像高177.5cmで、欅材を使った像は近畿地方には比較的少ないが、桜井・天理市を中心に平安中期の作例が十数例も残っているため、この像もそれらと同じこの地で製作されたものと思われます。

dsc08210-1
dsc08208-1

階段下部より撮影が許されたので、写真撮影してみました。写真で足下は見えませんが、両膝上下部分に翻波式衣文(ほんがしきえもん)が刻まれています。

アクセス

國分寺
奈良県橿原市八木町2-6-15
(近鉄大和八木駅から徒歩約7分)

奈良県橿原市八木町2丁目6-15

正蓮寺大日堂
奈良県橿原市小綱町335
(近鉄大和八木駅から徒歩約15分)

奈良県橿原市小綱町14

広告

九州を応援しよう!!

【九州ふっこう割】
熊本県で起こった大地震の影響で、九州全体の観光が大幅に落ち込んでしまいました。 九州を応援するため、熊本・大分県が最大7割引、福岡県・佐賀県・長崎県・宮崎県・鹿児島県が最大5割引の宿泊券・旅行券が2016年7月より発行されています。

【旅行予約サイト情報】
楽天トラベル
じゃらんnet
るるぶトラベル
近畿日本ツーリスト
日本旅行
阪急交通社
Yahoo!トラベル
H.I.S.
JAL

発売日は各社により異なります。
即日売り切れが多いのでこまめにチェックするのがコツです。

 イベント情報

広告

ページ上部へ戻る