修学旅行で定番の興福寺国宝館が、耐震工事で平成29年休館します

奈良へ来る修学旅行の定番は、「東大寺大仏殿」「興福寺国宝館」「奈良公園」というほど、ほとんどの学校が「興福寺国宝館」を訪れます。

「国内国宝仏像彫刻の17%が興福寺にあり!」というキャッチコピーは伊達じゃありません。国宝館だけでも国宝40点・重要文化財19点を展示してるということです。

ここで、「阿修羅像」や「興福寺仏頭」など教科書に出て来る本物を一箇所で鑑賞することができるので修学旅行としては便利な施設です。
阿修羅34
(▲ 阿修羅像)

無題
(▲ 仏頭)

その「興福寺国宝館」が、耐震補強工事のために平成29年1月1日(日)~平成29年12月31日(日)の丸一年間休館するということがわかりました。

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興福寺国宝館のお宝

国宝館の中央に安置されている「木造千手観音立像」は、現在の国宝館の位置にあった「食堂(じきどう)」の本尊です。
食堂は、1180年の平重衡による南都焼討で焼失し1187年には再建しましたが、長らく仮本尊であったみたいで千手観音立像は1229年頃完成とされています。

そして、1874年(明治7年)、廃仏毀釈のあおりで興福寺が荒廃していた時代に取り壊されてしまいました。
手観音立像は、5.2mの巨像で金箔が残っており圧巻です。これほどの観音さまを本堂でなく「国宝館」という展示施設で拝むのは悲しいことです。

観音
(▲ 木造千手観音立像)

国宝館の仏像などは、かつて興福寺にあった中金堂(ちゅうこんどう)・東金堂(とうこんどう)・西金堂(さいこんどう)などに安置されていた仏像達が安置されています。

このことから興福寺が昔いかに勢力を持っていたことがわかります。

乾漆八部衆立像は、もと西金堂本尊釈迦如来像の周囲に安置されていた群像です。その中でとくに有名なのが「阿修羅像」ですね。
阿修羅2

木造金剛力士立像や木造天燈鬼・龍燈鬼立像も西金堂に安置されていました。
旧東金堂には、銅造仏頭や板彫十二神将像などが安置されていました。

国宝館の休館は、平成29年1月1日(日)~平成29年12月31日(日)なので、それまでに一度訪れたいものですね。

ただ、平成29年の3月~5月と9月~11月の間に、仮金堂で阿修羅像をはじめ八部衆や十大弟子、金剛力士像などの主要な国宝は特別開帳が開催される予定です。

興福寺国宝館

興福寺国宝館は、明治時代に取り壊された「食堂」と「細殿(ほそどの)」後に、鉄筋コンクリート製の「収納庫」として設計され昭和33年に完成しました。

しかし、現在の耐震基準を満たしていません。興福寺では「いつ地震があるか分からない状態のなかで、今、耐震補強をしておきたい。日本の代表的な文化財があるので守らねばならない」としています。

国宝館
(▲ 国宝館正面)

設計に当たっては、「食堂」「細殿」を復元することを原案として考えたそうです。

本来は、二つの建物の間に雨落ち溝があった事から別々の建物であったようですが、収蔵庫としての収蔵面積を確保するためにしかたなく双堂(ならびどう)型式としたようです。

「双堂」とは今回のように、食堂・細殿二棟の建物を内部で連結して一堂として用いるようにした建物のことです。奈良時代には双堂形式の建物も多数存在していたようです。

有名な所では東大寺法華堂(三月堂)で、正堂(しょうどう)と礼堂(らいどう)をつないだ形となっています。
並び
(▲ 国宝館側面 左側が細殿 右側が食堂)

(参考資料>>大岡實建築研究所)

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「阿修羅-天平乾漆群像展」興福寺国宝特別公開2017(国宝館の国宝を興福寺仮金堂で公開)

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