奈良少年刑務所(旧奈良監獄)の洋風建造物が重文に、文化審が答申

2016年10月21日に開催された国の文化審議会で、奈良少年刑務所(指定名称「旧奈良監獄」)を重要文化財として指定するよう答申がされました。

奈良少年刑務所の建物は1908年(明治41年)に奈良監獄として建てられました。
これは明治時代に建てたられた全国の「五大監獄」(奈良、千葉、長崎、鹿児島、金沢)の一つで、建物が完全に近い形で残っているのは現在、奈良少年刑務所だけです。

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ジャズピアニストの山下洋輔さんの祖父で建築家の故山下啓次郎さんが設計したもので、扇形に並んだ舎房(収容棟)など建築群は意匠的に優れた洋風のレンガ造りで、レンガは「手作りレンガ」で受刑者が木津川のほとりの工場で焼いたものと言われています。

「奈良県近代化遺産総合調査報告書」には、「明治大正期の監獄建築が次々と更新されて姿を変え、保存される場合でも一部分に留まる中、当建築だけが竣工時の様態をよく残している。日本の近代化の一側面を示す遺構として貴重である」と評価されていました。

老朽化により、今年度で受刑者の収容を停止することが決まっていたが、建物保存の声が各所であがっていました。

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【旧奈良監獄の概要】
1. 名称・員数
旧奈良監獄(ならかんごく) 19棟
中央看守所及び事務所、第一分房監(第一寮)、第二分房監(第二寮)、
第三分房監(第三寮)、夜間寝房(第四寮)、雑居監(第五寮)、 雑居監附属工場、
夜間寝房附属工場、構内仕切兼男拘置監浴場接見所、構内仕切兼病監浴場接見所、
南倉庫、北倉庫、拘置監、醫務所、病監、精神病躁狂監、表門、周囲煉化塀(二基)、 土地
2. 所在地
奈良市般若寺町
3. 所有者
国(法務省)
4. 説明
旧奈良監獄は、明治政府による第一期監獄改築計画の一つとして計画されました。
設計は司法省営繕課長の山下啓次郎(やましたけいじろう)とみられ、 明治41年に 完成しています。敷地中央に建つ中央看守所及び事務所を中心として5棟の舎房を扇形に並べるほか、敷地内には附属工場や拘置監など一連の施設が良好に保存されています。

中核となる建物群は、ロマネスクを基調とした煉瓦壁の外観で統一され、左右対称の整然とした計画で配置されており、意匠的にも優れています。明治政府が刑事施設の国際標準化を目指して計画した監獄の希少な遺構として歴史的価値が高く、土地とあわせて保存が図られます。

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