絵馬の原型「春日大社本殿 御間塀(おあいべい)」40年ぶり描き直し

世界遺産・春日大社の20年に一度の式年造替で、国宝本殿の修理が進んでいる。
本殿は第1殿から第4殿まであり、神殿の側面に「御間塀(おあいべい)」という板塀が取り付けてある。

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(出典:なららより)

御間塀は5枚あり、壁画のように美しい絵が描かれている。
現在の壁画は昭和50年の式年造替で描かれ、傷みが進んだため40年ぶりに描き直されることとなった。

現在の壁画は、御間塀からはぎ取り修復し絵画として保存する予定である。
保存された絵画の何点かは、2017年1月から開催予定の東京国立博物館「春日大社 千年の至宝」で展示される。

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御間塀の壁画 剥ぎ取り

御間塀ごと取り外し保存する方が簡単であるが、春日大社本殿は国宝であるため取り外す事はできない。
そのため、壁画剥ぎ取りという方法となった。

壁画の構造は、板塀に布を漆で接着し、その上に丹・胡粉・岩絵の具の順で塗られている。
今回、下地部分の丹から上を剥ぎ取るため、国宝部分には傷がつかない。

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(出典:なららより)

剥がし方は、剥がす時にバラバラにならないように表面から強度のあるガーゼを膠(にかわ)で貼り付ける。
その後、裏から漆と丹の間にヘラを入れて少しずつ剥がしていく。

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剥ぎ取った壁画は、漆の下地部分を除去し和紙を裏打ちしてから表面のガーゼを取る。
その後、絵画を復元する作業に入る。

御間塀描き直し

過去に描かれた御間塀は、現在残っていない。
明治時代まで式年造替で書き直されていた御間塀は、民間に板ごと引き渡され近年まで残っていたが、火災で焼失してしまった。
昭和50年に描かれた壁画は、下絵や模写・文献から類推したものである。

今回の描き直しは、40年前の下絵から墨線を和紙にトレースする。線の細い太いまで忠実に再現する。
本図を繰り返し和紙に書き写しながら、筆遣い等の癖も真似て練習していく。

そして、剥ぎ取られた板塀の下地は、漆・丹・胡粉を塗り重ねる。

下地が出来上がると、職人達は、社を元通りの色彩に戻す作業に打ち込む。前回の線をなぞり、色を倣い全く同じように描く。
使う道具、顔料・材料も変えない。

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この、御間塀を間近で見ることができるのは、神様が本殿に戻られるまでの間しかない。
2016年10月6日~10月23日に、御本殿の前庭や後殿・周囲の玉砂利を入れ替えする「お砂持ち行事」があり、その時だけ一般の者も玉砂利を奉納することができる。
「お砂持ち行事」について>>「春日大社 お砂持ち行事」20年に一度、御本殿に一番近づける。

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