「聖林寺」インパクトある子安延命地蔵に釘付け(奈良県桜井市)

談山神社の近く、多武峰街道の入り口の小高い丘陵上にある聖林寺は、国宝十一面観音で有名です。

聖林寺は一見地方の小さいお寺のように見えますが、ここにはあのフェノロサが大絶賛した十一面観音の他にも、ひと目で魅了される本尊の子安延命地蔵があります。

本尊子安延命地蔵

本堂に入るとまず目に飛び込んでくる、子安延命地蔵のインパクトに驚きます。
なぜ、これほど印象的なのでしょう。
体に比べ顔が大きいので、今までに見てきた仏像や想像と違うことにとにまどうからでしょうか。

(▲出典JR東海)

丈六(立像で一丈六尺)ということなので、八尺(約2.4m)の大きな石像です。
白く塗られた丸い顔に、わずかに微笑み紅をひかれた唇、細く丸い孤を描いたような眉、やさしい女性のような顔立ちをしています。

左手に宝珠、右手に錫杖で、着衣は赤色に彩色されています。

江戸時代の享保の頃、僧文春はお産に苦しむ女性のために、「女人泰産」を祈念し4年7ヶ月に及ぶ諸国行脚の托鉢により造像されました。
造像にあたって地蔵菩薩が僧文春の夢枕に立ち自ら仏師を指定したと伝わっています。

▲本尊向かって左・掌悪童子(子育ての祈願仏)


▲本尊向かって右・掌善童子(子育ての祈願仏)

地蔵菩薩の前に座っていると居心地が良いのは、母親を想起するからでしょうか。

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国宝十一面観音

かつては三輪山・大御輪寺の本尊であった国宝十一面観音は、昭和26年(1951)6月9日付最初の国宝指定されました。
「国宝第1号」の「広隆寺の弥勒菩薩半跏像」と同一時期で、番号は地域順であったため「国宝指定番号24号」となりました。

天平時代に製作されたもので、像高約2m・木彫に木屎漆(こくそうるし)で細部を成形する木心乾漆像です。
顔立ちは固く結ばれた唇とまっすぐ見据えた視線が男性的で、それに対し体全体の雰囲気は女性的です。
随筆家の白洲正子は、「女躰でありながら、精神はあくまでも男である」と語っています。

今は使われていない本堂脇の厨子は、フェノロサらが寄進したものであり、火災などの非常時にはすぐに搬出できるようにレールを敷いています。

現在は、防火のため収納庫に安置されていますが、鉄の扉とガラス越しに観賞するのは味気なく、美術品を見ている感じになるのが残念です。

曼荼羅公開

毎年11月1日~11月30日の間公開されます。

▲観音浄土捕陀落山図


▲胎蔵界曼荼羅


▲春日鹿曼荼羅

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拝観案内

拝観時間
9:00 ~ 16:30(年中無休)
拝観料
大人(中学生以上)400円・小学生 200円
団体(30人以上)360円

(11月の曼荼羅公開中のみ)
大人(中学生以上)500円・小学生 250円
団体(30人以上)450円

アクセス

聖林寺
〒633-0042 奈良県桜井市下692
Tel :0744-43-0005 Fax:0744-43-9505

奈良県桜井市下692

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