東大寺転害門~二月堂(ベタな奈良・東大寺編2)

東大寺の一般的な観光ルートなら、南大門~大仏殿~鐘楼~法華堂(三月堂)~二月堂となるだろう。
今回は、転害門からスタートし正倉院~法華堂(三月堂)とまわり二月堂でゴールするルートを紹介する。

地図ルート

東大寺は、南都焼討といわれる治承4年(1180年)の平重衡の兵火と、永禄10年(1567年)の三好・松永の兵乱により多くの建物を喪失した。
その中でも転害門・正倉院・法華堂(三月堂)は、焼失をまぬがれた奈良時代の現存する貴重な建物である。

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転害門

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平城京の頃、左京一条大路の西面に建立された転害門は、佐保路門とも呼ばれた。創建は天平勝宝8年(756年)~天平宝字6年(762年)頃で創建時は確定していない。

建久5~6年(1194年~1195年)源頼朝の東大寺参拝時の大改修と、昭和6~7年(1931年~1932年)に解体修理し老朽柱3本を取り替えたが、天平建築の姿は残っている。

この門は、東大寺の鎮守八幡宮(手向山八幡宮)の祭礼が行われて遷座の場所となり重要視されてきた。現在でも中央の二柱には、川上町の有志により大注連縄(おおしめなわ)が掛けられている。

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門の表の右端の柱は、この門のさらされてきた長い年月と木の味が滲み出ている。いくつもの節があり、その節を取り巻く繊維が急流の渦のように見える。

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大仏池から見る大仏殿

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正倉院

正倉院は、誰もが教科書で見たことのある「校倉造」の大規模な高床式の倉庫である。

聖武天皇・光明皇后ゆかりの品々や天平時代の美術工芸品が収納されている。特徴としては、考古学の出土品と比較すれば保存管理状態が格段に良いため、奈良時代の日本を知るうえで貴重な史料となっている。

元々は、東大寺の正倉(倉庫)であったが北倉・中倉の宝物の管理は天皇の命により封(勅封)を施していたため、宝物が守り継がれてきた。明治8年に宝物の管理が政府に移管され、南倉も含め全て勅封となった。
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正倉院から二月堂までの景色

この辺りは、観光客も少ないのでゆっくり歩いて散策したい。
趣のある土塀や、石畳や石段が美しく写生する人も多い。
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大湯屋の前の川には、夏前には蛍が飛ぶ「大仏蛍」というが、最近では蛍保護のため川に近づけない。

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蛍は、身を隠すための草むらが必要であるが、鹿が草を食べてしまうため繁殖には適さない。そのため、実際は人工で繁殖させているのが実態である。
しかし、この付近の景色は奈良らしくて好きである。

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(▲ 大湯屋)

大湯屋付近から二月堂に上がる石段・石畳が特に美しい。

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この辺の溝には、沢蟹が生息しているので採らないように!!

法華堂(三月堂)
ここから、二月堂に上がってもいいけど、もし法華堂に行ってないのなら先に拝観して方がいい。
理由は後でわかる。

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2種類の建物がつながっているのがわかるだろうか?
屋根の形と、床下の違いでわかると思う。正堂(しょうどう)と礼堂(らいどう)がつながった、双堂(ならびどう)形式の仏堂である。
もとは寄棟造りの正堂と礼堂が軒を接して建つ配置であったが、鎌倉時代、礼堂を入母屋造りに改築して2棟をつないだ。

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左半分の正堂が奈良時代の建立、右半分の礼堂が鎌倉時代建立である。
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南側から礼堂を見るとこのように見える。

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本尊は不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)で、「不空」とは「むなしからず」「羂索」は鳥獣魚を捕らえる縄、「心念不空の索をもってあらゆる衆生をもれなく救済する観音」を意味する。

一面三目八臂(額に縦に一目を有し8本の腕)で、胸前で二手が合掌し羂索と蓮華・錫杖を持っている。

拝観時間は

11~2月 3月 4~9月 10月
開門 8:00 7:30
閉門 16:30 17:00 17:30 17:00

出来れば、閉門前にゆっくり鑑賞し日の入りを、二月堂で迎えたい。

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二月堂

2月に「お水取り(修二会)」が行われることからこの名となった。平重衡の兵火と三好・松永の兵乱で焼け残ったが、残念なことに寛文7年(1667年)、お水取りの最中に失火で焼失し2年後に再建された。

本尊は、二体の十一面観音像であるが秘仏で公開されていない。

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二月堂の舞台から、夕陽を眺めると今日の疲れがふっとぶほど美しい。

ここだけは、24時間拝観可能なのがうれしい。

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東大寺大仏殿の屋根もきれいに望める。手前の大きな杉が「良弁杉(ろうべんすぎ)」で物語になっているので、次の機会に紹介する。

そして日の入りの時間に・・・・・。

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日が沈んだ後の二月堂は神秘的な雰囲気が漂う。
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二月堂ほど、夜が似合うお寺はない。
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帰りは暗いので気を付けて帰ってください、足元が悪いのと鹿の糞を踏むか可能性が大きい。

鹿も常夜灯の近くに集まっていた。

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南大門の剛力士像(仁王像)がライトアップされていたらラッキー。

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今回は、兵火で生き残った建物をまわってみた。木々が多く離れているので飛び火から免れたと思われる。現在でも自然が多く、東大寺の中でも素晴らしい景観が保存されている場所である。

しかも、今回紹介の転害門・正倉院・法華堂・二月堂と全てが国宝建造物である。比較的観光客も少ないので、ゆっくり落ち着いて回れると思う。

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