東大寺大仏殿前の「八角燈籠」の魅力を探ってみた。(奈良市)

東大寺は奈良の大仏で有名ですが、大仏以外にも魅力はたくさんあります。

中門から大仏殿に向かうと、正面にある4mを超える大きな灯籠に気がつくと思います。

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これは、金銅八角灯籠で昭和31年に国宝に指定されました。大仏殿が再三兵火により消失するなかで、創建当時の姿を残す貴重な遺品です。

ここで、記念撮影する人は多いと思いますが、ゆっくり見ている人は少ないと思います。
せっかくなので、大仏を拝観した後でもゆっくりと美術工芸としてこの八角灯籠を鑑賞しましょう。

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東大寺八角燈籠

鋳銅製 総高4.645m、軒高3.280m

上から、火焰宝珠・八角形笠・八角形火袋・中台(八角形一重座・八陵形二重座・反花)・八角形棹・二重華座・八陵形一重座からなっています。

治承4年(1180)と永禄十年(1567)の兵火で大仏殿が罹災したが、奇跡的に破壊されず残り、後世にいくつもの修理後が残っています。

火焰宝珠の宝珠部分には、康和三年(1101)の修理銘があり、また火焰の一部も大正時代に修理しています。

笠は、一辺約100cmの八角形になっており軒先部分は広範囲の修理後が確認されます。

火袋も、八角形の枠組みで東西南北面が法相華と獅子の透彫りを入れた扉となっています。北・西面の裏側には寛文八年(1668)の修理銘が彫られています。

1962年には、東北面の音声菩薩の羽目板が破損され盗難に遭っています。現在、その部分は複製品が取り付けられ、後で見つかったオリジナル品は東大寺ミュージアムに展示されています。

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火袋羽目板の音声菩薩

北西面の音声菩薩(おんじょうぼさつ)は、尺八を吹いています。
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南西面の音声菩薩は、横笛を吹いています。
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南東面の音声菩薩は、竽を奏でています。

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東北面の音声菩薩は銅鈸子(どうばつし)を奏しています。

そして、オリジナルの東北面にあった音声菩薩は、金色が残っています。

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東南面の音声菩薩は、笙(しょう)を奏しています。

東西南北面の両開き扉

東西南北面には、両開きの扉を造り、各扉には五個の蝶番で留め、扉の合わせ目は定規縁を付け中央で鎖錠する構造となっています。

菱格子の透し地に雲中を走る下り獅子の浮彫4頭が菱形に配置されています。

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獅子は高浮彫にされていて、扉の把手(とって)を兼用していると思われます。

下部の羽目板

下部の羽目板は、追い獅子と迎え獅子の浮彫を交互に配しています。

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竿

竿は八角柱え上部をやや細く造り、各面の中央に横線を入れ、上段に「菩薩本行経」下段に「施燈功徳経」を刻んでいます。

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(▲ 経の一部)

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どうでしょうか?素晴らしい美術品ですね。

国宝が屋外に野ざらしされているのはもったいないですが、身近で見れるのでおすすめです。

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